醗酵槽について
バイオガスプラントの醗酵槽はどのような天候・状況下にも対応できるよう高品質なステンレススチールが使用されています。
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醗酵槽設置方法
弊社の発酵槽はすべてボルト式によって作ることができます。強度の高いステンレススチール製タンクの使用により、様々な食品・有機・畜産残渣を原料として利用できます。
ガスについて
- 活性炭フィルター
バイオガスの発生過程には硫化水素などが同時に発生します。また、バイオガスは可燃性で、毒性がある性質を持っています。活性炭フィルターを通す事により硫化水素(H2S)等を取り除くことができます。発生したバイオガスに加え、このシステムはH2Sの濃度を低下させることができます。長時間の使用時には活性炭を交換する必要が出てきます。活性炭の寿命は主にH2Sとバイオガス発生量の濃度によって変わってきます。過負荷の原因となりますので、定期的に交換が必要です。
- ガス燃焼器
ガス燃焼器は過剰なガスを安全に燃焼させるために使用されるものです。
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乾燥用ガス
バイオガスプラント設備の腐食を防ぐために、水蒸気の凝縮と除去する技術を使用しています。 - CHP
CHPはバイオガスと熱により電気を発生させます。また、CHPは防音材付きの特別なコンテナタイプを使用しており、騒音を減少させます。
発電電動機からの熱エネルギーは必要に応じて冷却または、加熱システムのための熱交換器を介して行われます。CHPは制御ユニットからの信号によってコントロールされています。CHPが稼動している時には信号はタンク内のガス量によって自動的に調節されます。
メンテナンス等で手動でCHPを停止した場合にはコントロールユニットの信号を通してエラーメッセージを出すことができます。さらに、全てのCHPの運転データは電子的に記録され、レポートを作成する制御システムに送信されます。このようにして発電量はチェックすることができます。
燃焼中に発生した熱の一部は、バイオガスプラントの醗酵槽を加熱するために使用されます。残りは、様々な建物や産業的な加温などに使用することができます。
撹拌 について
醗酵槽内の十分、かつ効率的撹拌のために低速と高速の撹拌機を使用致します。撹拌機は熱の均一化、ガス発生量を補助します。撹拌機は投入する原料の種類、量、温度によって設置数、種類が変わります。
- 低速撹拌機
低速撹拌機の大きなプロペラは固定式でセルフクリーニング機能を備えており過負荷を与えずに回転させることができ、醗酵槽内全体をまんべんなく撹拌させることを可能にします。また、低速撹拌機は醗酵槽内の任意の位置に設置がすることができます。
- 高速撹拌機
低速撹拌機に加えて上下左右移動可能な高速撹拌機を併用することにより原料を効率的に醗酵することが可能です。
ポンピングシステムについて
弊社のポンプシステムは全て一元化されています。
この配管システムは醗酵槽内の原料量を均一にコントロールし、原則としてポンプは全て自動制御装置と一緒にポンプコンテナに備え付けられます。ポンプコンテナは効率的な流れを指示することができるレギュレータを搭載しています。流量はポンプ容器内に設置されている流量計によって制御され、流れの方向も変えることができます。
醗酵槽内の流量は事前に設定し全て自動で行われます。また、電気空気センサーは流れるパイプも制御することができます。醗酵槽から貯蔵タンクへの原料を自動的に流します。